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代表の食卓 [グルメ]

新年あけましておめでとうございます、
新しい年を迎える祝い肴の中には、必ず無くてはならない品物が有ります
美しい国を支える国民が少なくなってしまう、事が心配されておりますが
昔から日本人は新年には作物の豊作を祈ってわらで作ったお飾りや鏡餅を
そなえて新しい年を迎えてまいりました、縁起物を頂き1年の無事を願った
のです、特に最近は少子化である事で、昔から子供が出来る様にと色々なものを
頂いて来た事の意味を深く考えて、三品の事をお話します、
唐墨、その形が似ているからそう云う様になったのですが、世界には色々な
カラスミが有ります、イタリア等にはマグロのカラスミ、5キロくらいも有るそうです
さて日本の唐墨は、長崎のものが一番とされておりますが、なぜなんでしょう?
今では何処の御料理屋さんでも、カラスミは作っている様ですが、それは秋に卵を
抱く鯔から取り出した物を使うのですが、長崎も同じ様に秋の物で仕込みますが
長崎ではその後塩抜きをして、気温5度くらいの北か西風の時に干しすとか野毋海
物が最高品と言われていて、昔は唐墨の事は野毋と言われていたくらいだそうです
野毋鯔子でからすみともいったそうである、そこで干した唐墨を毎日お酒を浸した布で拭き
磨き上げてしっかりと締まった唐墨を造って来たのです、
写真は我が輩が仕込んだ3年物の唐墨である深い味わいと香りを味わって新しい命を
迎え美しい国を作らなくてはならない、酒粕をのばして唐墨を巻いて熟成させて有る、

数の子、昔に比べて御手頃になった、黄色いダイヤ等と云われていた事も有ったが
その前には安くて有り難みの無い物であった、鰊を干して粉砕した田んぼの肥料
が有ってたまにその中に乾燥した数の子なんかが入っていたんですね、田んぼの
中に数の子が落ちていたんです、
庶民は正月に数の子を頂いて子供に恵まれる様にと願ったりしたのかと思う、

この子、海鼠の卵巣である、干した物が有名で、バチ子とも言う三味線のバチに
似ているところからそう云われている、なにしろ海鼠の卵巣を100個分くらいは
使わないと形にならないので、高価な物になってしまうが、皇室ではこのような物
三品は必ず元旦には御善にのるものらしい、国の宝の子供の多く生まれる事を願って
くれる、有り難い食べ物で有る、

この子を軽く焙ってちぎり、熱燗に入れて香りを楽しむのもいい、もちろん味も
凄く良い物である、生のこの子は最近出て来たが、やはりお酒の肴としては最高の
品物である、このわたもこれから出て来るが、このわた酒もいい、
日本人に生まれた喜びを感じる瞬間である、


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